受験写真では、どんな風に写ったらいいか悩まれる方も多いと思います。
「姿勢良く」「服装の乱れなく」「真顔で」いろいろと証明写真のセオリーはありますが、それが本当に正しいのか?受験に望むにあたって良い方向につながるのか?確信が持てないこともあるかと思いますので、
私が考える証明写真の最重要事項についてお話します。
証明写真とはその人物を証明するために意味合いと、説明するための意味合いがあります。
証明するための意味合いは、そのままの意味で、目の前の人物と同じ人が写っていて、顔が認識できればいいので、特に問題ありません。
大事なのは説明するための意味合いの方で、
この写真の人物は◯◯な人なのだ。(例;元気な、やさしい)
と思ってもらうのが、本当の目的です。
これを突き詰める要素が「イメージつくり」です。
例えば、見た人がなんのイメージももたない「真顔」よりも
「微笑み」で写っているとやさしい、とか明るいとかいうイメージを持ってくれる。
ただ笑っていない顔では、緊張していて笑えなかったのか、狙ってつくったのかわからないけれど、
「整った姿勢」と「力のある目つき」を作るのを頑張れば、もっと意志のある真面目さが出せる。
子供らしい表情や、やり過ぎくらいピンと伸びた姿勢、などキャッチーな「わかりやすさ」も大事です。
お子様ブランディングのしていくような気持ちで、お子様のよいところを考えて決めておくことによって
写真のイメージ、つまりは見た人に与えるイメージを強く表現していくことができると思います
そして、これらのことをお子様に実現してもらうために必要なことは「事前準備」です。
(事前準備、練習に関してはまた次回のブログでお伝えしますね)
正直、事前準備がすべての鍵を握っています(仕事といっしょですね汗)
これから撮る写真に関して、写真の用途、撮る理由、気をつけること(姿勢、表情)などを、
しっかり事前に説明して理解してもらっておくことが、スムーズに理想通りの写真を撮ることにつながります。
もちろん、我々も撮影を全力で頑張りますが、全力で良くしても我々の手で変えられる割合で写真の出来の60%くらいです。
のこり40%くらいは違いなく被写体であるお子様の気持ちと頑張りが占めています。
そして、このイメージをしっかり作り、お子様と一緒に
小学校に行く日の楽しそうな顔をしてみて。とか
やる気あるのを先生に見せるときどんな顔する?。といったように
イメージをつくりながら練習していくことが、受験写真を楽しく上手にこなすコツです。
きっと一緒に作り上げたイメージは受験本番のときも力になると思います。
ーー志望校に伝えたいイメージほどんな人物像ですか?ーー